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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第6章 仕組まれた生着替え、エロテクターの秘密
隣の県にある氷裂高校への移動には、大学が専用バスを用意をしてくれた。
「皆、荷物はこれで全部ね?」
大型バスに備えられているキャリングスペースいっぱいに、部員たちのギアを詰めたバッグが並ぶ。
「雪希先輩、ちゃんと数えました。大丈夫です。あとはスティックだけ車内に持ち込めばOKです」
マネージャーの美乃の答えに雪希は頷くと、チームメイトたちに号令をかけた。
「よし、じゃあ出発前のミーティングをしましょう」
「皆さんは先にどうぞ、私はこれをキチンと押し込んでから行きますから……」
美乃が、キャリングスペースからはみ出しているバッグを指して言う。
「一人で大丈夫?」
「ええ、慣れてますから!」
「じゃあ、任せたわね!」
皆が部室へと向かったあと、美乃は小さな体でうんせ、うんせとバッグを詰め直し――それは雪希に言った通り、手慣れたもので、大して時間もかからなかった。
「これでよしっ……と」
そして、皆の後を追ってパタパタと部室のあるアイスリンク館へと駆けて行った。
彼女の姿が建物の中に消えた後、大型バスが静かに動き出し……代わりにやってきた、そっくりの形のもう一台のバスと入れ替わった事に気づく者は誰もいなかった。