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社内恋愛のススメ
第10章 episode 2 ー社外業務ー
「せっかく作って貰ったけど…今熱で味、よくわかんないんだけど…」
「いいの。身体があったまって、消化のいいものなんだから、食べられればいいの。胃に何か入れたら薬飲んで寝て?そしたら私帰るから。」
「…我儘言っても、いいかな…」
「何?何か他に欲しいものあるならコンビニで買ってくるよ?」
「ココに居て…」
「え?」
「今日は、帰らないで、ココに、居て…」
病気の時って、確かに無性に人恋しくなったり、する。気弱になるっていうか。
でも、いつも余裕に見える大人の樹さんが、こんな風に縋ってくるとドキっとしちゃう。
「わかった。明日休みだし、ココにいるよ。」
雑炊を食べさせながら、微笑むと、樹さんも泣きそうな顔で笑った。
「いいの。身体があったまって、消化のいいものなんだから、食べられればいいの。胃に何か入れたら薬飲んで寝て?そしたら私帰るから。」
「…我儘言っても、いいかな…」
「何?何か他に欲しいものあるならコンビニで買ってくるよ?」
「ココに居て…」
「え?」
「今日は、帰らないで、ココに、居て…」
病気の時って、確かに無性に人恋しくなったり、する。気弱になるっていうか。
でも、いつも余裕に見える大人の樹さんが、こんな風に縋ってくるとドキっとしちゃう。
「わかった。明日休みだし、ココにいるよ。」
雑炊を食べさせながら、微笑むと、樹さんも泣きそうな顔で笑った。