この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
社内恋愛のススメ
第10章 episode 2 ー社外業務ー
寝室に入り、ベッドのサイドボードにお盆を置き、部屋の明かりをリモコンで調光して暗めに点ける。
樹さんのクローゼットを勝手に開け、羽織れそうな厚手のフリースを見つけて引っ張り出す。
「樹さん、起きられる?」
声を掛けて上半身を起こして貰い、フリースを羽織らせて背中に枕を挟む。
「スゲェ重病人みたいだな…」
「しんどいんだから、これくらいしないと」
寝室には椅子がないから、私もベッドに腰掛けて上半身をねじる感じで、樹さんに向かい合った。
小鉢に雑炊を少し取り、梅干しを崩しながら、ふーふーして食べさせてあげる。
「なんか恥ずかしい。自分で食うわ。」
「この方が彼女っぽいでしょ?はい、あーん」
目を逸らしながらおずおずと小さく口を開ける樹さんがカワイイ。
こんな樹さんの姿、会社の誰が想像出来るだろう?
樹さんのクローゼットを勝手に開け、羽織れそうな厚手のフリースを見つけて引っ張り出す。
「樹さん、起きられる?」
声を掛けて上半身を起こして貰い、フリースを羽織らせて背中に枕を挟む。
「スゲェ重病人みたいだな…」
「しんどいんだから、これくらいしないと」
寝室には椅子がないから、私もベッドに腰掛けて上半身をねじる感じで、樹さんに向かい合った。
小鉢に雑炊を少し取り、梅干しを崩しながら、ふーふーして食べさせてあげる。
「なんか恥ずかしい。自分で食うわ。」
「この方が彼女っぽいでしょ?はい、あーん」
目を逸らしながらおずおずと小さく口を開ける樹さんがカワイイ。
こんな樹さんの姿、会社の誰が想像出来るだろう?