この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
社内恋愛のススメ
第5章 雷雨
井上くんは、この店じゃないけど、鳥刺しに当たったことがあるそうで、それ以来鳥刺しは食べられない、といって食べなかったけど、私は平気で食べた。
レバーとハートとささみとモモの盛り合わせを1人でペロッと平らげる。どれも美味しかった。
北川さんとも来たいな、と思って、でも、私達は外呑みは出来ない事を思い出して、ちょっと切なくなった。
お腹も結構膨れてきたけど、締めの卵かけごはんまでは行きたい。
そろそろビールは制限しなきゃな、と思うのに、井上くんはお喋りも楽しいし、焼き鳥は美味しいし、ビールが進む。
いい気分で生中のジョッキを空ける。そんな私に井上くんが笑いながら、
「いっつも思うけど、辻本さん呑みっぷりイイよね。俺、辻本さんみたいなガッツリ食って呑む人大好き。男の前でも変に気取らないっていうか。」
「どうせ可愛くないですよ。いいの、同僚に可愛いなんて思って貰おうと思ってないから。会社の人はさ、同志でいいのよ、彼氏の前では私だってオンナになりますって。」
「そうなの?じゃ、そのオンナの顔、俺にも見せてくれない?俺、前から辻本さんの事好きなんだけど。」
……へ⁉︎
レバーとハートとささみとモモの盛り合わせを1人でペロッと平らげる。どれも美味しかった。
北川さんとも来たいな、と思って、でも、私達は外呑みは出来ない事を思い出して、ちょっと切なくなった。
お腹も結構膨れてきたけど、締めの卵かけごはんまでは行きたい。
そろそろビールは制限しなきゃな、と思うのに、井上くんはお喋りも楽しいし、焼き鳥は美味しいし、ビールが進む。
いい気分で生中のジョッキを空ける。そんな私に井上くんが笑いながら、
「いっつも思うけど、辻本さん呑みっぷりイイよね。俺、辻本さんみたいなガッツリ食って呑む人大好き。男の前でも変に気取らないっていうか。」
「どうせ可愛くないですよ。いいの、同僚に可愛いなんて思って貰おうと思ってないから。会社の人はさ、同志でいいのよ、彼氏の前では私だってオンナになりますって。」
「そうなの?じゃ、そのオンナの顔、俺にも見せてくれない?俺、前から辻本さんの事好きなんだけど。」
……へ⁉︎