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社内恋愛のススメ
第6章 雨降って…………
家について、お風呂に入る気力もなく。
メイク落としも拭き取りコットンで横着して、牛乳をレンジでチンしてホットミルクを作る。
少し蜂蜜を垂らして一口すすると、甘さと温かさにほっとした。
その時、携帯が鳴る。
北川さんだった
「もしもし…」
『もう、家か?』
「今、帰ってきたところ…」
『そうか』
北川さんの声を聞いたら、急にホッとして、また、じわっと涙が滲んできた。
思わず鼻をすする。
『…泣いてるのか?…どうした、何かあったのか?まさか、井上に何かされたんじゃないだろうな⁉︎はっきり言え‼︎』
「何も…されてはいない、けど…怖かった…」
『何があった‼︎』
「…告白されて…断って…」
『それで?』
「お店出て、駅に向かって、歩いてると思って、ついて行ってたら、反対方向で…」
『…………』
「…ホテルの、前で、逃げようとしたら、腕掴まれて…」
電話の向こうで北川さんが溜め息をついた。
『それでも、家に帰って来てるって事は、ちゃんと逃げられたんだな?連れ込まれたわけではないんだよな?…今、本当に家に居るんだろうな⁉︎』
メイク落としも拭き取りコットンで横着して、牛乳をレンジでチンしてホットミルクを作る。
少し蜂蜜を垂らして一口すすると、甘さと温かさにほっとした。
その時、携帯が鳴る。
北川さんだった
「もしもし…」
『もう、家か?』
「今、帰ってきたところ…」
『そうか』
北川さんの声を聞いたら、急にホッとして、また、じわっと涙が滲んできた。
思わず鼻をすする。
『…泣いてるのか?…どうした、何かあったのか?まさか、井上に何かされたんじゃないだろうな⁉︎はっきり言え‼︎』
「何も…されてはいない、けど…怖かった…」
『何があった‼︎』
「…告白されて…断って…」
『それで?』
「お店出て、駅に向かって、歩いてると思って、ついて行ってたら、反対方向で…」
『…………』
「…ホテルの、前で、逃げようとしたら、腕掴まれて…」
電話の向こうで北川さんが溜め息をついた。
『それでも、家に帰って来てるって事は、ちゃんと逃げられたんだな?連れ込まれたわけではないんだよな?…今、本当に家に居るんだろうな⁉︎』