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社内恋愛のススメ
第6章 雨降って…………
翌日。
一晩眠ると流石に気分は落ち着いてて。
朝イチでシャワーを浴び、洗濯機を回して、部屋の掃除をしていると、チャイムが鳴った。
時間は午前10時20分。
こんな時間に誰だろ…
覗き穴から覗くと、北川さんが立っていた。
慌てて扉を開ける。
「ただいま」
北川さんは、そのまま部屋に入ってきた。
スーツのまんまで、大きなカバンも持ってて。
「出張帰りで、直接来てくれたの…?」
「一旦ウチ帰って迎えに来ようと思ったけど、新大阪から直接きた方が早いからな。昨日の話聞いたら早い方がいいと思うだろう。」
そう言うと、荷物を置いて、私をぐっと抱き締めてくれた。
「怖かったな。もう、そんな思いさせたくない。井上には俺から釘刺しとくから、これからは男と2人で飲みに行ったりするな。」
腕の中で、うん、と頷く。
北川さんはいつもの優しい顔で、頭をポンポン、と撫でてくれた。
洗濯物を干すのだけ待ってもらって、一緒に北川さんの家に行く。
バスに乗っている間も、バスを降りて北川さんの家に向かう間も、北川さんはずっと手を繋いでくれていた。
一晩眠ると流石に気分は落ち着いてて。
朝イチでシャワーを浴び、洗濯機を回して、部屋の掃除をしていると、チャイムが鳴った。
時間は午前10時20分。
こんな時間に誰だろ…
覗き穴から覗くと、北川さんが立っていた。
慌てて扉を開ける。
「ただいま」
北川さんは、そのまま部屋に入ってきた。
スーツのまんまで、大きなカバンも持ってて。
「出張帰りで、直接来てくれたの…?」
「一旦ウチ帰って迎えに来ようと思ったけど、新大阪から直接きた方が早いからな。昨日の話聞いたら早い方がいいと思うだろう。」
そう言うと、荷物を置いて、私をぐっと抱き締めてくれた。
「怖かったな。もう、そんな思いさせたくない。井上には俺から釘刺しとくから、これからは男と2人で飲みに行ったりするな。」
腕の中で、うん、と頷く。
北川さんはいつもの優しい顔で、頭をポンポン、と撫でてくれた。
洗濯物を干すのだけ待ってもらって、一緒に北川さんの家に行く。
バスに乗っている間も、バスを降りて北川さんの家に向かう間も、北川さんはずっと手を繋いでくれていた。