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社内恋愛のススメ
第6章 雨降って…………
北川さんは、私の身体を離し、ふっと立ち上がる。
ソファに座ったまま、北川さんを見上げると、

「コンビニ行ってくる。ちょい待ってて。」

それだけ言って、部屋を出て行った。


コンビニはマンションの向かいにあるから、5分ほどで北川さんは帰ってきた。


手に下げた袋には、ビールと、そして…ゴム。

ビールを冷蔵庫に入れると、ゴムの箱をポケットに入れ、私を立たせて肩を抱く。

そっと誘うように、奥の寝室に連れて行かれた。

部屋に入ると、ゴムの箱をベッドに放り投げ、スーツのジャケットとスラックスを脱いでハンガーに掛ける。
ネクタイを緩めて引き抜いた。

シュルッという音に、ドキッと心臓が高鳴った。

私をベッドに座らせて、ワイシャツのボタンを外していく。

ワイシャツの下のTシャツも靴下も脱ぎ、トランクス一枚になった。

片膝をベッドに乗せて、私の肩を掴み、片手で顎を持ち上げでキスしてくれる。

深く、舌が入ってきて、私は思わず北川さんの首に腕を回して抱きつき、キスに溺れる。

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