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社内恋愛のススメ
第6章 雨降って…………
程よくお腹がいっぱいになったらまたソファでいちゃいちゃして、気分が乗ってきたらベッドに移動して…

1日ずっとそんな感じで、ラブラブで過ごした。

樹さんは優しくて、とっても幸せだった。


「どうする、これからも隠して行ったほうがいいと思う?」

「なんか、バレないように気を使うの、疲れちゃったなぁ…もう、会社で接点ないのとかは不安には思わないけど、外でデートはしたいかも。外食とか。」

「じゃ、敢えて公表はしなくていいから、誰かに見られたらそん時はそん時、って事にして普通にデートする?」

「うん。」

「別に、悪い事してるわけじゃないんだから、想像したい奴にはさせときゃいい。会社の同僚と恋愛してるんじゃなくて、偶々好きになった相手が同じ会社で働いてる、ってだけなんだよ。」

樹さんの大きな手が、私の頭を抱え込んで、くしゃ、と髪を撫でてくれる。

本当、その通りだ。

芸能人でもないのに、コソコソ、ビクビクして、今の関係を楽しめないなんて勿体無い。

樹さんと付き合ってるのがバレたところで、そうよ、だから何?って涼しいカオしとけばいいんだよ、ね。
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