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気紛れマーメイド
第4章 馴れ馴れしいやつ
「はー…ほんまいつみても綺麗やね蘭華は…」
『…』
「あ!怒らんといてよ~誉めてるんやで?」
結局こいつとも同じクラスメートになってしまった…
それに加えて、あの事件があってか私とこいつは付き合ってもいないのにお似合いカップルとまで言われている。
こんな珍獣と?
冗談じゃない。
『私とあんたは天敵なのよ。分かってるの?』
「そんなん君等が言ってるだけで俺等は寧ろウェルカムなんやけど?だってこんな美人なお嫁さん貰えたら嬉しいやろ~」
照れながら言う所悪いけれど
人魚は女しかいない。
それは女同士でも繁殖出来ると言うこと。
『一々あんた達の血を入れなくても良いのよ』
「ほう?せやから蘭華は男が嫌いなん?」