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第2章 番

傷だらけの男。

『…』

腕は異形をしていて見事に折れている

私はゆっくり歩みより、手首を噛みちぎりそのままソイツの唇にあてる

合わなかったらそのまま病院につれていけば良い。

そう思っていたら男の身体は揺れて

ピチャッ…

『…チッ』

どうやら合ったみたいね

今まで私の血が合った男なんていなかったのに。

冷たい瞳で私の血を舐めとる男

｢…誰やお前｣

しっかりと腕を掴んだまま