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愛し愛され
第4章 ペチカ燃えろよお話しましょ

勃起しなかったペニスと、たゆたうような彼の表情が交錯する。
彼もまた、迷い子なのだと判った。
あんなにも美しいガールフレンドをもちながら、充たされぬ想いを抱えていたのだ。
水中を長く泳いだ潜水夫が、水上に戻るためにゆっくりと浮上してゆく。ヘルメット内の圧力を下げ、地上との気圧差を減らしてゆく。
そんな風にゆっくりと、彼女の意識はシャワーの下へ戻ってきた。
あたたかい水が、激しく全身を叩いている。
指先が、止まらない水を流してゆく乳首と、性器に向かう。
自慰など。
何年もしたことはなかった。
彼の名を、小さな声で彼女は呼んだ。
雪のふる夜はたのしいペチカ
ペチカ燃えろよお話しましょ
むかしむかしよ
燃えろよ、ペチカ

