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悪魔のささやき
第8章 いつまでも愛してる
「いつまでそうしてるつもり?」
百花しか目にはいってなかった愁は、その声で我に返り顔をあげた。
「…お前」
腕を組み、座り込でいる愁達を不機嫌に見下しているのは、令嬢美咲だった。
「お前なんて呼び方イヤだわ。昨夜はあんなに愛しく名前を呼んでくれたじゃない」
愁は美咲を睨みつけたが、美咲は怯むことなく微笑んでる。
「ねぇ愁、約束通り助けてあげたのよ。それに貴方はもう私の恋人なのよ。私以外の女を抱きしめるなんて許せないわ」