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タイムリミット。
第1章 ミーティング。
社食の空いている席に腰掛け、昼食を頂く尚子と知佳子。
「ね、チカあの、植木の近くに いる人、どうかな」
尚子のターゲットの君は、窓辺の 観葉植物の近くで 昼食をとっていた。
「植木?
あぁ、新しい担当さん
どうって、別になんかあった?」
「なにもないけど、この間の飲み会、覚えとる?」
「覚えとる?
って、ショウのいつもの 戯言でしょ
…あ、あんた、もしかして!?」
「良いと思わん」
なにか、知佳子が隣で ブツブツ嘆いているが、それを無視し、野村を観察する 尚子の後ろから、
『おっ、ショウ久しぶりだな』
と、男が声をかけてきた。