この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タイムリミット。
第8章 相互確認。
清々しい朝の光を浴びて......
とは、程遠く。
明け方まで交わりあっていた尚子は、心はスッキリ、躰は重く気だるいお天道様が空の真上近くに差し掛かる時刻に目を覚ました。
佑輔はと言うと、心身共にスッキリ爽やか、そんな尚子を気遣い、甲斐甲斐しく遅いブレックファーストを用意していた。
「マメだよね」
『ってか、腹減るって』
「...たしかに」
『で、俺のせーだし』
「たしかに」
『あ、食い終わったらこれ記入して』
「ん?」
『必要な署名欄は、済ませといたから後は、ショウだけだから』
「ん、ん??」
佑輔に満面の笑みで手渡された1枚の紙には、
【婚姻届】
と、書かれていた。