この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タイムリミット。
第2章 捕獲大作戦。
小1時間程、1人を抜かし 愉しげな酔辺(よいべ)は過ぎ、客室の電話が鳴り、知佳子の旦那が来たことを告げた。
程なくして、客室の扉をノックする音。
知佳子が支度を整え、扉を開ける。
敦が、客室の鍵を尚子に渡し、知佳子と共に 扉に進む。
「いつも 知佳子さんには、お世話になっております
今日も、迎えに来て頂きありがとうございます
日頃の感謝を込めまして、客室を用意しておりますので、宜しかったら 夫婦水入らずで、お過ごし下さい」
謙虚な姿勢で、挨拶をする。
いつも、急遽の仕事の関係を 嫌な顔せず、知佳子を仕事に 送り出してくれる、旦那様に 敬意を示して。
「ショウ、ありがと
じゃ お休みねっ」
離れを出、腕を組みながら 本館に戻る 2人を 見送って部屋に入る。
部屋に戻ったら、敦と野村が消え、賢が酔辺の片付けをしていた。