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タイムリミット。
第3章 任務完了。




「だからって なんでその日の内に来んの!」

『善は急げって言うでしょ
それに、あんなことしておいて、証拠隠滅出来ていたら後は存ぜぬだったんですよねー』



はい。そうです。
心の中で、返答した尚子であったが、元を辿れば 自分がまいた種。

子種が欲しかった。

その安直な 思いきで、行った行動が、尚子を快く思っていた男を引き寄せた結果。

中々の好条件の物件を手繰り寄せたのだった。

しかし、それは 結婚願望のある女性に限ってのこと。

結婚願望のない 尚子にとっては、どうでもいい事だった。


同居提案。

尚子は野村が同居をする事は、自分に否があると承知したが それに伴い、条件を出した。

と、言っても 自分の事はわりかし頓着ない性格の尚子なので、同居期間の事だけであったが…



「妊娠してなかったら、同居解消」



至ってシンプルな提案だ。

野村は難色を伺わせていたが、金輪際 安易に奇想天外な行動はしない、その後の交際も、続行と誓ったので受理されたのであった。


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