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タイムリミット。
第4章 期間限定。
熱に揺らぎ微かに潤み、惚ける瞳が 欲に囚われないようと、佑輔から焦点を逸す。
尚子の頭を両手で包むように固定し、佑輔は 視点を合わせ顔を近づける。
唇が重なる瞬間、佑輔は瞳を閉じて、尚子の唇の感触を愉しんだ。
チュッ、チュッ、チュッ…
喋むだけの口元を佑輔は、唇に繰り返す。
しばらくして瞼に、そして頬に場所を変えリズミカルに。
尚子の反応を確かめながら。
同時に不埒な手も、そのまま胸をソフトに刺激を続ける。
顔中にキスの雨を降らせながら。
『尚子…』
口元の音が止む。
顔中に降り注ぐ、キスの雨に瞳を閉じでいた、尚子の瞳が開く。
欲を含み惚けた瞳に、欲を奥底に秘めた瞳が撃つる。
「もっと…」
欲にほかされた、尚子が強請る。
堕ちた
佑輔は妖艶な笑みを尚子に魅せる。
尚子はその笑みを見、静かに瞼を伏せていった。