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タイムリミット。
第5章 途中経過。
でも、嫌じゃない。
佑輔と過ごす時間が、嵩むにれ 歴代の彼達とは、違い尚子は自然体でいられる自分を、感じる。
歴代と言っても、両手には満たないが。
それなりにいた。
が、どうしても地が出せないのだ。
家にしても然り、
佑輔以外は、家に来た事も呼んだ事もない。
友達にも然りで、極限られた人しか呼ばない尚子であった。
それなのに、佑輔は……。
凭れかかったままそんなことをぼーっと考えている尚子に佑輔は、凭れかかせたまま尚子の髪を梳いている。
『ねえ、まだ体力ある?』
「…お休み…」
『まだ、イケるよね』
「ム。リ。
触んな…こっから先入ってこんで、枕置いとくから
お。や。す。み」
佑輔が 甲斐甲斐しくしていたのは、下心があってのことだった。
そんなアホをしり目に、境界線を枕で作り、明日に備えて眠りに着く尚子であった。