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タイムリミット。
第7章 ブレイクタイム。
『いらっしゃいませ』
尚子の店の近く、コインパーキングに車を置き、夜の街に繰り出す。
「ひさしぶりー、あっくん元気?」
ここは、淳がやっているbar。
賢がまだ、淳と付き合う前、賢は尚子を引き連れよく通った場所でもある。
『講習会終わって腹へった
見繕って』
『お疲れ様です
少々お待ちください』
白いシャツに黒いパンツ、腰にはギャルソンエプロン。
腕まくりをしたシャツの下には筋肉質なたくましい腕。
隣にいるヤツのモノでないならば、観賞用として好物件である。
久しぶりに訪れたその場所は、その時と変わらずに落ち着く。
「相変わらずココ居心地が良いね」
『そうだろ密会にはバッチリだよなー』
「何言ってんの」
そんな会話を賢と尚子はしながら、淳特製の店にはほとんど出さない裏メニューを堪能した。