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猫好き男子と大人な部長
第7章 猫好き男子のお部屋にお泊り
 階段を下り、道路の方を見ると、架恋はすぐに修馬の車を見つけることができた。

 雨は降っているのかいないのか分かりにくいほど小降りになっており、傘は差さなくても問題なさそうだ。

 もちろん、架恋も一応、折りたたみの傘を持ってきてはいるが。



 すぐさま駆け寄って、助手席のドアを開ける架恋。

「修馬君、お待たせ! ありがとう!」



 架恋が乗り込んでドアを閉めるや否や、口紅を塗りなおしたばかりのその唇を、修馬の唇でふさがれた。

 逢うこと自体が久々なので、キスされただけで悦びに身を震わす架恋。




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