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猫好き男子と大人な部長
第7章 猫好き男子のお部屋にお泊り
 修馬のアパートに到着し、屋内に入ってドアに施錠すると、早速再びキスする二人。



 長いキスを終えると、架恋が言った。

「やっと、二人っきりになれたね」

「そうだな、車の中では、周りの目もあって、『二人っきり』って感じではないからなぁ。この日が待ち遠しかったよ、ホント。今週はずっと忙しくて、直帰が続いてたし、お互い時間も合わなかったもんなぁ」

「お疲れ様。せっかくの休日前なのに、お邪魔しちゃってごめんね」

「俺がどれだけお前のことを愛しているか、架恋はまだしっかり分かってないみたいだな。そんなことを言うことを思えば。平日だろうが休日だろうが、俺は逢いたくて仕方ないんだぞ」

「ありがとう……。私も同じ……」

 恥ずかしそうに、しかし嬉しそうに言う架恋。

 修馬は架恋の髪を撫でてから、言った。

「こんなところで突っ立ってても仕方ないぞ。さぁ、入ろう」

「うん」

 そして二人は靴を脱ぎ、部屋に上がっていった。




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