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猫好き男子と大人な部長
第9章 優しい部長と気ままなポップ
ポップの姿が見えなくなってから、高倉が言う。
「ありがとう、ご苦労様。じゃあ、私が傘を持つよ」
ポップが高倉の腕から離れたので、二人は完全に相合傘の状態になっていた。
若干の気まずさと、修馬に対する後ろめたさを感じ、架恋はうつむき加減で言う。
「ええ、申し訳ございません……」
傘の柄を受け取った高倉も、どこか気まずそうな様子で言った。
「すまないね……」
まだ何か言いたげな様子がありありと架恋にも伝わってきたが、高倉は意を決したかのように背筋をピンと張ると、「では、駐車場まで」と言って架恋と共に歩き出した。
「ありがとう、ご苦労様。じゃあ、私が傘を持つよ」
ポップが高倉の腕から離れたので、二人は完全に相合傘の状態になっていた。
若干の気まずさと、修馬に対する後ろめたさを感じ、架恋はうつむき加減で言う。
「ええ、申し訳ございません……」
傘の柄を受け取った高倉も、どこか気まずそうな様子で言った。
「すまないね……」
まだ何か言いたげな様子がありありと架恋にも伝わってきたが、高倉は意を決したかのように背筋をピンと張ると、「では、駐車場まで」と言って架恋と共に歩き出した。