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猫好き男子と大人な部長
第12章 猫好き男子と架恋の夏
さすがにこの時間になると、屋外でもかなり涼しく感じられる。
そして、ショッピングモール前も、黒山の人だかりができていた。
架恋と同じく、浴衣を着た女性もちらほら見受けられる。
ほとんどの人々が、花火大会目当てであることは歴然としていた。
空にはようやく夕闇の気配が漂い始めている様子だ。
修馬が時計を見ながら言った。
「うん、あの店に寄ってから、花火の観覧席へ向かうと、ちょうどいい時間だね」
修馬の言う「あの店」とは、ペアリングを注文してあるジュエリーショップのことだ。
前日に、ペアリングが受け取り可能になったという連絡を、修馬が受けていたのだった。
そしてこの日、花火を見る前にお店に寄って受け取る計画を立てたわけだ。
架恋は元気良く「うん」と答えると、修馬と手を繋ぎ、店へと向かった。
そして、ショッピングモール前も、黒山の人だかりができていた。
架恋と同じく、浴衣を着た女性もちらほら見受けられる。
ほとんどの人々が、花火大会目当てであることは歴然としていた。
空にはようやく夕闇の気配が漂い始めている様子だ。
修馬が時計を見ながら言った。
「うん、あの店に寄ってから、花火の観覧席へ向かうと、ちょうどいい時間だね」
修馬の言う「あの店」とは、ペアリングを注文してあるジュエリーショップのことだ。
前日に、ペアリングが受け取り可能になったという連絡を、修馬が受けていたのだった。
そしてこの日、花火を見る前にお店に寄って受け取る計画を立てたわけだ。
架恋は元気良く「うん」と答えると、修馬と手を繋ぎ、店へと向かった。