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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
9月がやって来た。
それはまだ残暑厳しい、ある雨の夜のことだ。
この夜は、修馬から事前に「飲み会があるから、メールやLINEの返信は遅れる」と聞いており、瑞穂たちも忙しいということで、一人部屋で寂しく過ごしていた架恋。
架恋はそっとスマホを手に取ると、独り言を言った。
「営業部だけの飲み会かぁ……。私も参加できる飲み会なら、よかったのに……。……そうだ! 返事が遅れるって聞いてるけど……別に『メールするな』って言われたわけじゃないから……メールを送るくらい、大丈夫よね?」
しかし、架恋はメールを打つのをためらった。
特に大事な用でもないので、「うざいと思われるかな」と心配したからだ。
だが、暇で暇で仕方ない架恋は、どうしても修馬の事を考えてしまう。
悩んだ挙句、「楽しんでる? 気をつけて帰ってね」とだけ打つことにした。
それはまだ残暑厳しい、ある雨の夜のことだ。
この夜は、修馬から事前に「飲み会があるから、メールやLINEの返信は遅れる」と聞いており、瑞穂たちも忙しいということで、一人部屋で寂しく過ごしていた架恋。
架恋はそっとスマホを手に取ると、独り言を言った。
「営業部だけの飲み会かぁ……。私も参加できる飲み会なら、よかったのに……。……そうだ! 返事が遅れるって聞いてるけど……別に『メールするな』って言われたわけじゃないから……メールを送るくらい、大丈夫よね?」
しかし、架恋はメールを打つのをためらった。
特に大事な用でもないので、「うざいと思われるかな」と心配したからだ。
だが、暇で暇で仕方ない架恋は、どうしても修馬の事を考えてしまう。
悩んだ挙句、「楽しんでる? 気をつけて帰ってね」とだけ打つことにした。