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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「じゃあ……篠宮さんの言ってることは何も間違ってないじゃない!」

 涙を堪えて、大きな声を出す架恋。

 その声は駐車場に響き渡った。

 修馬は慌てて、「少し落ち着いて、俺の話を聞いてくれ」と懇願する。

 それでも、修馬がいくらなだめても、架恋の動揺と激昂を鎮めることはできないようだ。

「信じてくれって! 篠宮さんに対して何かした覚えは、一切ないから!」

「でも、何もしてないと言い切れないんでしょ?!」

 再び返答に窮した様子の修馬。

 見かねた架恋が、再びなじった。




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