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猫好き男子と大人な部長
第16章 猫好き男子とポップと架恋
会社を出た架恋は、そこにまたしても修馬の姿を見出した。
恐らく自分を待っていてくれたのだろうということは、架恋にも容易に想像がつく。
修馬が言った。
「今日も……一緒に帰ってくれる?」
おずおずと言う修馬の態度が、架恋には寂しかった。
架恋としては、もう全て許す気持ちになっているので、早く元通りの元気いっぱいな修馬に戻ってほしいのだ。
しかし、そんなことも自分から素直に言うことはできず、「うん」とだけ答える架恋。
修馬は安堵の表情を浮かべると、架恋と一緒に駅へ向かって歩き出そうとした。
架恋は、修馬が何も言ってくれそうにないので、少しだけがっかりすることに。
そんなときだった―――。
恐らく自分を待っていてくれたのだろうということは、架恋にも容易に想像がつく。
修馬が言った。
「今日も……一緒に帰ってくれる?」
おずおずと言う修馬の態度が、架恋には寂しかった。
架恋としては、もう全て許す気持ちになっているので、早く元通りの元気いっぱいな修馬に戻ってほしいのだ。
しかし、そんなことも自分から素直に言うことはできず、「うん」とだけ答える架恋。
修馬は安堵の表情を浮かべると、架恋と一緒に駅へ向かって歩き出そうとした。
架恋は、修馬が何も言ってくれそうにないので、少しだけがっかりすることに。
そんなときだった―――。