この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
猫好き男子と大人な部長
第4章 猫好き男子の部屋で……
「でもね……もし、私が修馬君とお付き合いを始めたことが知れ渡ったら、きっと妬まれたり、意地悪をされたりすると思う……。せっかく同僚や上司とも仲良くできてる、良い職場なのに、居心地が悪くなったら嫌だから……お付き合いしていることは、しばらく秘密にしていてもいい?」
「架恋がなぜそんなに気にしてるのか解せないところがあるな。俺たち、お互い独身だし、付き合ってることがバレてマズイ理由は何一つないと思うのに。……でも、架恋がそう言うなら、好きにしたらいいよ。俺も秘密は守るから」
「ありがとう……。えっと……信頼できる親友一人だけには、話すかもしれないけど……」
「それも好きにしたらいいよ。俺の方は、一切誰にも言わないから」
「色々とめんどくさいことを言ってごめんね」
修馬は抱き合う体勢のまま、架恋の髪を優しく撫でて答える。
「気にするなって。架恋が俺と同じ気持ちでいてくれることと、こうして付き合っていけること……その二つだけで俺は幸せだから」
架恋は修馬の背中に回す手に力を込めた。
「ありがとう……。ホントに、今でもちょっと信じられない……。修馬君が私と付き合ってくれてるなんて」
「それは俺のセリフだ。こちらこそ、ありがとな」
二人は愛情を込めて、きつくきつく抱き合っていた。
「架恋がなぜそんなに気にしてるのか解せないところがあるな。俺たち、お互い独身だし、付き合ってることがバレてマズイ理由は何一つないと思うのに。……でも、架恋がそう言うなら、好きにしたらいいよ。俺も秘密は守るから」
「ありがとう……。えっと……信頼できる親友一人だけには、話すかもしれないけど……」
「それも好きにしたらいいよ。俺の方は、一切誰にも言わないから」
「色々とめんどくさいことを言ってごめんね」
修馬は抱き合う体勢のまま、架恋の髪を優しく撫でて答える。
「気にするなって。架恋が俺と同じ気持ちでいてくれることと、こうして付き合っていけること……その二つだけで俺は幸せだから」
架恋は修馬の背中に回す手に力を込めた。
「ありがとう……。ホントに、今でもちょっと信じられない……。修馬君が私と付き合ってくれてるなんて」
「それは俺のセリフだ。こちらこそ、ありがとな」
二人は愛情を込めて、きつくきつく抱き合っていた。