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猫好き男子と大人な部長
第5章 優しい部長
「誰にだってミスはあるよ~。私なんか、もうミスだらけだし」
すると今度は、高倉が笑顔になって言った。
「ははは、それを言い出すと、私もたまにやらかすなぁ。たとえば、今日のこれとかね」
そう言ったあと、真顔に戻って高倉が続ける。
「では、君たちは帰っていいよ。後は私に任せておいてね」
「え? 部長、まさか……これから、また探しに……?」
架恋の質問に、苦笑しながら答える高倉。
「うん、そりゃ今日中に探しておいた方がいいから」
「で、では、私もご一緒いたします。元はといえば、私が間違えたわけですし」
「時間外だし、そこまで気にしなくていいよ。私が何とかするから」
「ご迷惑でなければ、ご一緒させてください。お願いします」
ミスをどうにか取り返したくなって、架恋は頭を下げた。
すると今度は、高倉が笑顔になって言った。
「ははは、それを言い出すと、私もたまにやらかすなぁ。たとえば、今日のこれとかね」
そう言ったあと、真顔に戻って高倉が続ける。
「では、君たちは帰っていいよ。後は私に任せておいてね」
「え? 部長、まさか……これから、また探しに……?」
架恋の質問に、苦笑しながら答える高倉。
「うん、そりゃ今日中に探しておいた方がいいから」
「で、では、私もご一緒いたします。元はといえば、私が間違えたわけですし」
「時間外だし、そこまで気にしなくていいよ。私が何とかするから」
「ご迷惑でなければ、ご一緒させてください。お願いします」
ミスをどうにか取り返したくなって、架恋は頭を下げた。