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猫好き男子と大人な部長
第5章 優しい部長
帰り支度を済ませ、架恋は高倉のデスクに近づいて言った。
「部長。それでは、失礼しますね」
「お疲れ様。あ、ちょっと、石橋君?」
「はい、何でしょう?」
呼び止められるとは思ってなかった架恋は少し驚いた。
ドアへ向かっていたところを慌てて立ち止まると、高倉の方を振り向く架恋。
「外はすごい雨だよ。石橋君は確か、電車通勤だったよね。こんな雨の中を20分もかけて歩くのは大変だろうから、石橋君さえよければ、私が駅までお送りするよ。私は車で通勤しているからね」
「ええっ?! そんな……申し訳ないですよ」
「部長。それでは、失礼しますね」
「お疲れ様。あ、ちょっと、石橋君?」
「はい、何でしょう?」
呼び止められるとは思ってなかった架恋は少し驚いた。
ドアへ向かっていたところを慌てて立ち止まると、高倉の方を振り向く架恋。
「外はすごい雨だよ。石橋君は確か、電車通勤だったよね。こんな雨の中を20分もかけて歩くのは大変だろうから、石橋君さえよければ、私が駅までお送りするよ。私は車で通勤しているからね」
「ええっ?! そんな……申し訳ないですよ」