この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
口琴
第8章 悪魔の棲む家
烈々たる両親の性生活に煽られ、自慰を覚えてしまった蕾…。

『いつも、おまんこ疼かせておくんだ…』

梨絵に浴びせた敬介の"言葉嬲り"

しかし、四六時中疼いていたのは蕾だった。

可愛いらしい子ども用ショーツを濡らすそこは、薄い布地の裏で、さも汐らし気に潜み、無垢な見た目とは裏腹に、幼い陰核や膣肉をヒクつかせ、微熱と愛液を湛える"飢えた雌"と化していた。

何で?…何で私、こんなことしちゃうんだろ?…こんなこと…ダメだよね…でも…でも…。

心を置き去りにして、躰だけが熟れていく。

自らの手で、自らを汚す罪の意識に苛まれてはいたが…。

この行為を咎めてくれる者も、諭してくれる者もない。



…聖に逢う事を躊躇っていた。



私…もう、普通の女の子じゃない…。

自分で、こんなコトしてるんだもん…。

あのおじちゃんみたいに気持ち悪くて…怖くて…いやらしい子に見えるに決まってる…。

…聖くん…こんな女の子…やだよね…。



身から滲み出る猥色を、聖に見透かされる事を恐れていた。

逢いたいけど…逢いたくない…。

蕾はそれ以来、河川敷へ行けなくなった…。



"快楽の淵"へと堕ちて行く幼い躰。

初めのうちは、拙い指だけで十分だったが、アクメと言う名の媚薬に侵された躰は、更なる高みを求めてしまう…。

もっと太くて、硬くて、熱いモノを…。

僅か十歳の少女に、あるまじき欲望が暴走する。

ふと蕾の脳裏を過るのは、あの中條の卑劣な剛棒。

躰に刻まれた、鬼畜男の記憶は、悲しくも拭い去れない。

思い出す度、虫酸が走る。精神と裏腹な躰は、熱と疼きを鎮めることができず、濡れた指先を見つめては、行き場をなくした心と躰を持て余し、幼い少女は涙した…。


私…何で?…あのおじちゃんのおちんぽなんて…やだよ…。

やだ…やだ…気持ち悪いっ…。

どうして?…分かんないよぉ………。



嫌悪と淫欲の狭間に揺れながら、悶々と闇の中をさ迷い続けた。




ーーーーーーーーーー

ヒグラシの声が、悲し気に響くある日の夕暮れ…。

敬介の携帯に、一本の電話が。

「はい、佐山です。……あぁ社長!お戻りになられたのですね。お帰りなさいませ。お待ちしておりましたよ!」

両親の部屋の前を通りかかった蕾は、敬介の声に立ち止まった。

嫌な予感がする…。
/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ