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Lullaby
第1章 *
息苦しさから少しは解放されたもののまだ苦しくて
ゲホッゴホッ、なんて咳を繰り返し生理的な涙を流す。
頬を伝う涙は月明かり照らされて光り、それを貴方は舐めてとる。
「美味しい」
何かが良かったのか笑顔になり私に抱きついた。
さっきはごめんねって、でも栞がいけないんだよ?って、私に抱きつき頭を撫でながら耳元で囁く。
こうして、抱きつかれ頭を撫でながら語りかけられると気持ちが落ち着く。
なんで?
貴方だから?
だとしたら私は貴方から離れられない