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もっと、生きたかったな、、
第5章 くまと時々"ジジ"
俺はそっぽむいたまま
尻尾を振ってみせた。



すると美羽は俺に手を差しのべてきた


『?』


ヒュン―



???!



「くっまぁぁぁぁぁぁぁ」

泣きながら俺に飛びついてきた

そしてまた身体を乗っ取られた。


『アホかお前!!せっかく出れたゆーのに!!』

でもホンマはちょびっとだけ
嬉しいっちゅーのは内緒やで。


「だって…だってうち死んでから
誰とも話せなくて…ヒック
くっ…くまと話せたとき本当にうっ…うれしかったもん。」

美羽はそう言いながら
立って両手で涙を拭った。

猫が涙を拭るなんておかしいやろ…

人間が見たら目光らせるで…。


『…せやけど、また出れへんで
ずっとこのままやったらどないするん?』

(うっわホンマに俺かよこれ!美羽が泣くからや!!)

くまはいつもより優しく言ったのが
きしょいと思い自分で突っ込んだ。
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