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もっと、生きたかったな、、
第6章 "くま"
―――――
ずっしりとした大きな猫で
左目に大きな傷
目はブルーで
毛の色はグレー
どんな猫もが憧れるロシアンブルーだ。
「ふぅん?お前はマンチカン....の雑種か?」
俺はマンチカンという
変な名前を呼ばれたのかと思い首を傾げた
「ここは大阪っちゅーんや。
こんな大都会やないとお前みたいな猫
こんなとこで産まれんわな。」
そう言いながらロシアンブルーは
俺の回りを歩く
『…』
「あ、俺は"ザク"やよろしくな?
お前は....?って産まれたばっかで
名前あるわけないねんな」
そう言ってザクさんは俺に名前をくれたんや
「お前は今日から"くま"や!
なんや、文句あんなら言えよ?」
そういいペロッと俺の
頭を舐めた―
これが俺とザクさんの出会いや―