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イカせ屋稼業
第7章 そのなな
翔汰は久々に昼からオフになった。


拓矢は女優との撮影が2本あり、
マンションに不在だ。



洗濯をし、
その間に掃除機をかけて布団を干した。。


ベランダから空を見上げた。

初夏の高い空。

白い雲がプカプカ浮かんでいる。


『はー…
11桁あったとは…』


1人言が出た。


ミサコ母のアホさに呆れるとともに、
その巨額に驚いた。


『拓矢にはああ言ったけど、
働く理由ホントに無くなっちゃったなぁ』




(それだけ実家に金があるなら、
考えちゃうなー……)



せめて役者に戻るとか?

セクシー俳優はしなくとも自分の食い扶持は作れそうだし……………


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