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イカせ屋稼業
第16章 そのGO
深い茶色の髪が耳をくすぐる。



拓矢の左手の薬指には、
翔汰と揃いのリングが光っている。



写真集〔possibility of ∞…〕はあの後増刷し、
合計15万部を売上げた。



セクシー業界では異例だった。

鴫ハルコは一気に日本じゅうに名が売れ、
現在もタレントの撮影を頼むこともある。




ポカリのボトルを抱え、
ワイシャツにスーツズボンで事務所に戻る拓矢はどこからどう見ても____見映えする____
サラリーマンだ。





『ただいま~』



『曽我さん、
そんなにポカリばっかどうするんですかー?』
入社3か月の社員女性が笑いながら指摘する。




『ひと息つくのに必要なヤツがいんだよ!これが大好物なヤツがね』

拓矢は笑って返した。





事務所のデスクには、
百合絵社長の写真が飾ってある。

静かに、叱咤激励するように笑う顔。














白い洋館には、
ふたりの今までとこれからが詰まっていた。

2階部分は居住区で、改装してキッチンも作ったのだ。

夜な夜な淫らな絡みがベッドを軋ませていることは言うまでもない。



郊外にあるこの〔ポップミント〕は、
ふたりの軌跡を作り始めていた。




これからもずっと、
翔汰&拓矢コンビは歩いてゆく。




同じ歩幅で……………………

































〔イカせ屋稼業・完〕


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