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イカせ屋稼業
第11章 そのじゅう
包帯男は、
仰向けのサラリーマンに跨がるとタンクトップを下から上にザクザクザクッ!!と一気に切った。





『さぁて、
ボクは怪我が痛いから、
これを手代わりにしようかな』

そう言うと鞭を手にした。


切られてはだけ、
露になった胸板。
ボクサーパンツの中心部は盛り上がっている。


『……やめろ……っ』
翔汰は嫌がる演技をする。

が、
正直包帯ぐるぐる巻きの拓矢は異様にマッチしていて美しい。目隠しをされているけどそんな拓矢にいたぶられると思うとゾクゾクする。
(やっばい……。
俺、M開花?新境地?)


拓矢も拓矢で、
(何か……拘束されてる翔がエロい………)とノっていた。


跨がり見下ろした体勢で、鞭をパシン!とベッドの布の上に試し打ちをした。

ビュンと風を切る音。


けっこー本格的な鞭だ。



(翔。痛いよ?これ)
ひそひそ声で話す。

(……大丈夫。
思っきし打って!)

(…分かった。
じゃあ………)


拓矢は鞭を振り上げ、
翔汰の肩にバチンと打った。

『あああっ!!』
痛い。
翔汰は痛みを堪えた。。


けど、リアリティーを出さなきゃ視聴者は興奮が減ってしまう。


(その調子で打って、拓)
そう伝えると、
拓矢は首筋や胸板をパシンパシンと打った。

『うっ!!
ああっ!』
サラリーマンは叫ぶ。


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