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君をこんなに愛してる
第11章 Epilogue
…ああ、僕はなんて酷い男だろうね。
酷くて、我が儘で…残酷な人間です。
もし彼が君を一目、見たならば…
君を放っておく筈がない。君を愛し、君を追いかけるに違いない。
だって彼は、僕なのだから。
それを十分に理解したうえで
僕は彼を、二度と抜け出せない罠にはめたんだ。
僕はこの手で、彼という人生をまたひとつ塗り替えたんです。
君は僕を軽蔑するでしょうか。
それでも僕は、君を愛し続けたかった。
君への愛を、この役立たずな身体と一緒に終わらせたくは、なかったんだ…。