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君をこんなに愛してる
第6章 温もりを重ねて

乳首の先に吐息がかかった。そのままそこにまで口付けられて、わたしは咄嗟に手を口に押し付けた。

舐められているわけではなくて、あくまでキスだ。

それでもわたしの身体は過剰に反応して…

びくんと胸を反らした。


「──…っ」


3回…4回と同じトコロに繰り返しながら

彼は手をバスローブの中に滑り込ませて、空いた左胸の先端を……

掌を使って撫でるように転がしてくる。


クリっクリっと転がされて

わたしは手の甲を口に押し付けたまま、身体をもじもじとよじらせてしまう。


「…ン……ふ、ぅ…」

「声……抑えないで下さい」

「…で、も」


そんなわたしの手をとって、絢人さんはその指にも唇を当ててきた。


チュッ…


「…こんなに愛おしくて……っ ハァ‥、仕方がないのは何故なのでしょうか。…不思議ですね」


そう言ってバスローブの紐をほどいてゆく。

もう一度わたしの指にキスしてから、ぎゅっと強く握ってくれた。



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