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君をこんなに愛してる
第7章 目を覚ませば
「おはようございます」
「…ぁ…おはようございます、─って、もうこんな時間!」
机の上の置時計が目に入ってわたしは飛び起きた。
熟睡にもほどがある。
“ 朝の仕事があるのに…!! ”
「──…ああそうだ、心配しなくても今日の使用人としての職務はお休みですよ。僕が了承を取っておいたので」
「え、そうなんだ…」
わたしの考えを先読みして絢人さんが口を開いた。
なら良かった…
って、ホントにいいのかな…。
既に起きていた絢人さんは、ダークネイビーのシルク地のパジャマを着ていた。
見ると枕元には、わたし用のパジャマもある。