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第4章 第4章 受付嬢・優花 【前編】

「健人のあれ？　あれってなに？」

俺はこの時とばかり、優花の言った事に食いついた。

「やだぁ、ちょっと……本田部長ったらぁ、ふふふっ」

優花は恥ずかしそうに口元を手で隠しながら笑う。



「あれか、健人の魚肉ソーセージだろ？　これだろ、これ。このこのー」

俺はコンビニの袋から、魚肉ソーセージを取り出して、それを優花の顔の辺りに突き立てるようにしながら聞く。