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2人だけ、ヒミツの残業
第4章 第4章 受付嬢・優花 【前編】
「うふふっ、もう本田部長ぉ、それはもうホントにセクハラのラインですよー」

優花は顔に何度となく顔に近づけられる魚肉ソーセージを手で払うようにしながら言った。


「ははは、そっか。これはセクハラになっちゃうかぁ」

俺はそういって、魚肉ソーセージをテーブルの上に置いた。

俺がその後、しばらく黙っていたせいか、優花はテーブルの上の魚肉ソーセージをじっと見つめていたので、俺はすかさず「どしたの? なんで魚肉ソーセージを見つめてるの?」と再び食いつく。

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