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2人だけ、ヒミツの残業
第2章 真面目な人妻・響子 【前編】
「えっ? いや、そんな……自分で拭きますよ」

響子は恥ずかしそうにしながらも、なんとか笑顔を作ろうとしているのだろうが、その表情から緊張した様子が見て取れる。



「いいから、いいから。ご褒美だよ」

俺が笑いながらそう言ったので、少し警戒心が薄れたのか、響子は俺の手の動きに身を任せていた。


「なんかくすぐったいです。うふふっ……」

「清水君の手、白くて小さくて綺麗だね。すべすべだ」


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