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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第13章 誕プレデート☆横浜

「海音、キスちょーだい。はぁっ…キスしながらがいいっ…。」

私が言うと海音のモノが、私の中から抜かれた。

そのまま後ろから抱きしめられて、今度は仰向けにされる。

「渚の甘えん坊。いいよ。たくさんあげるから、口開けて。」

海音の指が私の唇をなぞる。

私が素直に口を開けると、海音の唇が触れて、舌が絡み合った。

その瞬間、海音のモノが再び私の中に入ってきた。

「んっ…んんっ…。」

キスをしながら海音に体を揺さぶられる。

この甘い刺激が、私の体をより一層敏感にする。

“やっぱり気持ちいい。”

海音の口から私の口にながれる唾液さえも、私にとっては甘い甘い媚薬のように、私の体を蕩けさせる。

「はぁっ…なぎさっ…。」

キスの合間に洩れる海音の甘く切ない声も私を煽る。

「あんっ…んっ、海音、そろそろ私ダメっ…。」

そう言うと海音が私を抱き締めながら、激しく突いてくる。

「俺も…そろそろ…。」

「かいと!かいとぉ…!」

「なぎさっ、一緒にいこう!」

「あぁ…かいとぉ、好きっ…。」

「はぁっ…なぎさっ、好きだ…よ。」

海音から甘いキスがおりてくると、私の奥で海音の欲が吐き出されるのを感じた。

「忙しくてまた会えなくなるけど、ごめんね。」

海音が腕枕をしながら私に優しく言う。

「うん、大丈夫。」


海音にはそう言ったけど、全然大丈夫なんかじゃなかった。

季節はもうすぐ夏。

もしかしたら海音がいなくなる秋は、すぐにやってくる。

こくこくと迫るだろう秋に、海音との曖昧な関係が私をどんどん不安にさせていく。

それが原因で海音と私に、微妙なズレを引き起こしていくなんて…。

今、海音の腕枕で眠る私には、そんな事わかるはずもなかった。
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