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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第15章 音信不通…?☆看病させて
仲直りしてから、海音からもメールや電話がくるようになった。
恋人同士みたいな甘いメールではなく、業務的みたいなメールだけど、それでも海音が時間をとって連絡をしてくれる事が嬉しかった。
そんな日が続いていたのだが、ここ何日海音からの連絡がまたパタッとなくなった。
こっちから連絡しても、返事もない。
「ま、カイが気まぐれなのは、今更始まった事ではないからねー。」
「確かに!」
今夜もSUNで飲みながら、希と海音と仲良しのおじ様と話している。
「けど、今週は確かにお店にも来てないね。」
希が言うと
「俺のとこにも連絡はないなぁー。」
おじ様も言う。
出張とかでもないはずだから、こっちにはいるはずなんだけど。
「そういえば、合鍵もらったんでしょ?家行ってみればいいじゃん。」
希に言われて、その手があった事に気付く。
「そっか。そうだよね。帰りに寄ってみようかな?」
こうして私は、ドキドキしながら海音の家に向かった。