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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第15章 音信不通…?☆看病させて

「もう我慢できなかった…。」

そう言って抱き抱える形で、海音に下から体を貫かれる。

「はぁっ、かいと…激しい…。」

湯船の中、海音の動きが激しすぎて水しぶきが飛ぶ。

「なぎさ…なぎさ。」

海音が私の名前を呼びながら、何度も体を揺さぶる。

ピシャピシャと飛ぶ水しぶきが、海音の顔を濡らす。

濡れた黒髪が少し張り付いている。

形のいい薄い唇は、開いていて甘い吐息が洩れる。

切れ長な少し垂れた瞳は、私を見つめながら、キラキラとしている。


私を抱いている時の海音の顔が、特に好きだ。

なんとも言えない色っぽさがある。

それを見ているだけで、私は蕩けて海音に夢中になる。

「海音、もっともっと私を感じて…。」

「渚の中、すごく熱くて俺の事締め付けてるよ。気持ちいい…。」

海音が私を抱き締めながら、揺さぶり続ける。

「かいと…もうだめっ…。」

私がそう言うと

「俺も…。」

そう言って、海音が外に欲を吐き出した。



激しい行為の余韻に浸っていると、私の髪を撫でながら、海音が優しく呟く。

「渚、看病してくれて、ありがとうね。もう元気やから。」

「うん。これからは、どんな事も甘えて。」

抱き締められた海音の腕の中、私は必要とされる喜びを感じていた。
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