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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第16章 大阪旅行☆海音の関西弁

平日でも観光客で賑わっている新世界。

お酒を飲むのは後にして、まずは通天閣に行くことにした。

通天閣にいるビリケンさんは、神様で足を擦るとご利益がある。

私はこのビリケンさんが、可愛くて大好き。

大阪に来るたびに触っているのだ。

今日もビリケンさんに、会いたくて通天閣に入る。


真っ先に5階展望台のビリケンさんを目指す。

久しぶりのビリケンさん。

足を投げ出して座るスタイル。
可愛らしい体型。

そして何ともいえない笑顔の愛嬌あるお顔。

愛しのビリケンさん!!


「可愛いっ!!」

私がビリケンさんに夢中になっていると、海音がムスッとしている。

「どうしたの?ビリケンさん、めっちゃ可愛いよねー。」

「そやねー…。」

はしゃぐ私とは対象的に、テンションが低い海音。

“関西出身だからビリケンさんも身近すぎて、はしゃぐほどでもないのかな?”
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