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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第17章 突然の異動辞令
「大丈夫。海音しか見えないから。」
「うん。俺も渚だけやから。」
お互いの体が1つになってしまうのではないかという位、体をくっつけて、お互いの温もりを感じ合う。
この夜、私達はお互いを離さないように、ベッドの中でも抱き合って眠った。
海音のお別れ会まで、何度もSUNに通いメッセージを集めた。
今まで撮りためた画像を、写真に現像する。
こうして、お別れ会までに何とかアルバムを作る事が出来た。
「渚、お疲れ様。短い時間でよくこんなに作れたね。明日、カイきっと喜ぶよ。」
希が出来上がったアルバムを見て、そう言ってくれた。
明日はSUNで海音の送別会。
皆で楽しめたらいいなぁ。