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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第19章 神奈川ラストデート☆江ノ島

絵馬に願いを込めた私達は、更に島の中を進む。

もう1つのカップルスポットに海音を案内しようと思っているのだ。


「渚、灯台は後で行くの?」

「うん、最後のお楽しみ。先にカップルスポット行こっ!」

「カップルじゃないと楽しめないから、海音と行きたかったんだぁー。」

「そんなんあるんやね。」

「恋人の丘にある龍恋の鐘だよー。」


「なんか名前から、カップル向けやね。それは1人では行きづらいわ。」

海音がフフフッと笑う。


階段を上り終わり、少し道をはずれたとこに、恋人の丘がある。

その前にお店で南京錠を買う。

「ん?何に使うん?」

海音が不思議そうに聞く。

「行ってからのお楽しみ。」

お店でサインペンを借りて、海音と手を繋いで恋人の丘へ向かった。
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