この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第19章 神奈川ラストデート☆江ノ島
「渚も俺に付けて。明日から出張頑張れるように。」
さっき首筋の見えるとこに付けられたので、私も、仕返しをすることにした。
海音の左手を握ると、左腕に唇を付けて強く吸い付いた。
「あっ!渚。長袖着ないと見えちゃうから…。」
そう言った海音を無視して、2ヵ所見えるとこに赤い印を付けた。
唇を離してイタズラっぽく海音を見上げる。
「さっきのお返しっ。」
そう言った私のおでこに海音が自分のおでこをくっつけて
「でも、ここならいつでも見て思い出せる…。」
そう囁いた。
その後の海音は、最初に言ったように、激しく激しく何度も私を抱いた。
まるで不安な気持ちを忘れるように。
何度も何度も、愛の言葉を囁きながら。
次の日の朝、海音は京都へ出張に出掛けた。
出張から戻ったら海音は、会社の送別会。
その後こちらで出会った友人と飲み会。
その後、SUNで私と待ち合わせて、私の家に泊まる予定。
そして次の日の夕方に海音は、京都へ旅立つ。
海音と神奈川で過ごせるのも、あと2日だけとなった。