この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第20章 神奈川ラストナイト
お互いを求めて絡み合う舌。
呼吸をする時間さえも、もったいなく感じる。
更に深く求めるように、私の後頭部に回った海音の手に力がこもった。
深く求め合ったキスが終わり、唇を離すと銀の糸が2人の唇を繋ぐ。
それを海音が舐めとると、そのまま海音の舌が私の耳を責めてくる。
いつもは指でも耳を刺激してくる海音の手は、私の右手をギュッと握っている。
片手を握られたまま、海音の舌がどんどん下へ下へと移動する。
「はっ…あぁ…気持ちいい…。」
私の胸を優しく揉みながら私を熱い眼差しで見つめる海音。
「たくさん感じて。俺じゃ なきゃ感じない体になって…。」
そう言って、私の肌に唇を押し合て赤い印をたくさんつけていく。
私はもう、心も体も海音で一杯なのに、海音の愛が今日は溢れていて、更に私を満たしていった。